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1.5畳の秘密基地を設営することについて

a0035543_4315016.jpg秘密基地・・・・・・甘美な響きがある。
従兄弟の家が山の中にあって、FRPか何かでできた巨大な水槽がなぜかごろごろ転がっていた。それをひっくり返してひどく目立つ秘密基地を作ったことを思い出す。家の中から缶詰や乾物を持ち出しては、妙に湿った、饐えたような匂いのする基地の中で食べたんだった。

その、男の子なら誰でもきっと憧れる秘密基地を、なぜかYAMAHAが発売するという。
YAMAHA『マイルーム』
左の画像は、その「使用想定シーン(カットモデル)」だそうです。

楽器用の遮音室である「アビテックス」というシリーズの、いわば書斎ヴァージョンである。広さは1.5畳というから、中は寝転がるのがやっとという感じだね。部屋の片隅にこれを設置して、好きな音楽を大音量で鳴らすとか、カラオケの練習をするとか、ゲーム三昧するとか、エッチなサイトを見まくったりとかするわけである。
狭い家の中で自分だけの部屋を持つのはかなり難しいけれど、これがあれば「大人のひきこもり」も可能なのだ。特に最後の例には心惹かれる。

この製品を「秘密基地」と表現したのはMYCOM PC WEBの記事「自宅につくる1.5畳の"秘密基地" - ヤマハが発表」である。しかし、これは“秘密基地”というより“退避所”といった方が現状にふさわしいような気もする。どちらにせよ、自分のしたいことを(広さに制限はあるとはいえ)気兼ねなくできるというのは素晴らしい。

でも、そういったことに憧れる多くの成人男性にとって大きな問題となるのは、おそらく彼が趣味に没頭することに対する家族の理解ではなかろうか。狭い家の中でわざわざ狭苦しい仕切りを作り、その中で自分の世界に没頭することを許してくれるとは思えない。いや、別にこの製品を否定するつもりはないのだけれど、なんかひどく寂しい気持ちになったものだから。
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by clocken | 2004-10-20 04:39
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思考の空転するままに書くことができたら。


by clocken
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