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結果としてデータが失われることもある

 何をいまさらといったくらい古い問題なのだけれど、実際問題として最近直面してしまったトラブルなのだからしかたがない。
 Excel 2003でファイルを開こうとしたら、こういうメッセージが表示された。

a0035543_1665766.gif


 本気で血の気が引くメッセージだ。
 バックアップはすべて取ってはあるけれど、もしこのメッセージどおり「データが失われ」ていたら、大変なことになる。
 Googleで検索してみたところ、Microsoftのサポート オンライン以外の場所で簡単に解決策は見つかった。Microsoft Office 2003のバグだ。サポート オンラインでは文書番号:882231に対処方法が掲載されている。対処方法なんて言ったってただパッチを当てること以外に役に立つ情報などなにもないのだが。
詳細
フリーフォームなどで作成した特定の OfficeArt の図形を含むファイルを、以前のバージョンの Excel で保存した後 Excel 2003 で開くと、次のいずれかの現象が発生する場合があります。
•ファイルを開くことができず、エラー メッセージが表示されます。
•ファイルは開きますが、OfficeArt の図形が欠落し、エラー メッセージが表示されます。
•ファイルは開きますが、OfficeArt の図形が欠落し、その際エラー メッセージは表示されません。

 メッセージの表現も見事なまでにバラバラだ。Microsoftらしいバグであると言える。

 しかし腹が立つのは、このメッセージがひどく深刻な内容を表示しているのにもかかわらず「OK」ボタンしか持たないということである。人間相手の会話に置き換えて考えてみて欲しい。
 友人が水に落としてしまった本を手に持って開こうとしている。ぼくにとって、たいせつな本だ。
「この本を開いたら破れてしまう可能性があるよ」
「OK」
 あり得ない話である。普通は「乾くまでそのままにしておいてくれ」と答えるだろう。ソフトウェアにバグがあるのはある程度まではしかたがないけれど、それを想定して回避方法を組み込んでおくことは可能なはずである。今回のような場合、たとえば「ファイルを開かない」というボタンがあれば、問題は小さくて済む。
 たまたまこれに遭遇したのがぼくだったから良かったけれど、職場の別の誰かだったらパニックに陥っただろう。

 わけが分からないのは、Microsoft Officeの設計だけではない。
 こういった「データが失われた可能性があります」というメッセージを表示するのがMicrosoftでは普通のこととして行われているのかどうかが知りたくて、サポート オンライン上で検索(「高度な検索」)をかけてみたのである。
次の語句に完全に一致する : が失われた可能性があります;
カテゴリ :サポート/トラブル対応/セキュリティ;
サイト : Microsoft.com 全体;
1ページに表示する結果の数 :50個  既定 (10個) にすると最も速く検索結果を表示できます。

 まず設定どおり結果が50個表示される。Googleとは異なり、全部で何件がヒットしたのかは表示されない。ざっとサマリーを流し読みして、ページのいちばん下に「結果 1 - 50 次へ>」とあるので「次へ」クリック。当然「検索結果 51 - 100」を期待するわけだけれど、「結果 11 - 20」が表示されるのだ。さらにその次のページは「結果 21 - 30」である。「1ページに表示する結果の数」というのは「1ページ"目"に表示する」という意味なのだろうか。いったいどういう設計思想を持てばこういうことが起こるのか。

 いつも思うことだけれど、Microsoftの製品を日常使っている方というのは、ほんとうに我慢強い。こんなに使いにくいものが世界で広く使われているという理由が、ぼくにはまったく思いつけないのだ。
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by clocken | 2005-05-03 16:13 | computer
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思考の空転するままに書くことができたら。


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