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特許庁にて(3) 3時間待つ覚悟はありますか

 特許庁に文句ばかりつけているぼくだが、何度行っても頭に来るのだからしかたがない。
 さて、商標権存続期間更新登録の手続はなんとか無事に進んでいるようだったので、先日「登録事項記載書類」というのを取りに行った。これは平たく言えば商標登録原簿の謄本である。窓口で聞いたら交付請求書に記入して提出すればいいという。係官に「裁判かなにかで使うんですか?」と聞かれたので、単に更新登録が済んでいるかの確認のためだと答えると、請求書を渡してくれた。

 記入して窓口に提出する。10分弱くらい待っていると、係員が登録事項記載書類をくれる。ふむふむと書類を見ると、認証がされていない。認証というのは「これはなんとかに記載されている事項と相違ないことを認証する」とかご立派なことと共に役所の長の職名と名前が書かれていて、横に公印が捺されているもののことだ。

「認証がないんですが」
 とぼくが言うと、係官は、それは認証がないのだ、と言う。認証が付いたものは別の請求書で請求しなくてはいけないのだと。「だから、最初に裁判に使うのかって聞いたでしょ」
 ぼくはその一言にカチンときた。
「だったら、認証が必要かどうかと聞けばいいじゃないですか。認証が付いているのが普通だと、誰だって思いますよ」
 係官は平然と言った。「ここでは、みなさん認証は付けないんです」
「ここでは、っていうのは特許庁の中の話じゃないですか。役所の交付する書面には認証が付いているというのは、社会常識でしょう?」
 などなど。

 面倒な客だと思われたのか、気の毒に思ってくれたのかは分からないが、係官は「それなら、その書類を認証付きのものにしましょう」と言ってくれた。
「ただ、ちょっと時間がかかります。作っておきますから、4時になったら来てください」
 時計は午後1時を20分ほど回ったばかりである。認証するのに3時間?と喉まで出かかったが、前回と前々回の経験から、特許庁に何を言っても徒労であると分かっていたので、時間を念押ししていったん特許庁を出ることにした。

 あとで聞くと、特許庁での書類認証は、1日1回、午後4時にまとめて決済するらしいのである。別に係官が意地悪をしているわけではなかったのだ。
 別の係官は言っていた。「午前中に請求された分は午前中に出すようにしよう、という動きはあるのですが…。今のところは…。」
 「…」で濁された語尾に、風通しの悪い組織に属する悲哀がにじむ。

 もしあなたが登録事項記載書類を取りたかったら、朝一番で行ったりしてはいけない。午後3時くらいに当日交付分を締め切るらしいので、午後3時に提出すれば、たった1時間待つだけで済む。
 あ、それから認証が必要な場合は「認証付」と書かれた交付請求書に記入することを忘れずに。役に立つブログですね。

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by clocken | 2005-05-20 21:12
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思考の空転するままに書くことができたら。


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