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携帯電話は日用品なのだから、もっとシンプルになって欲しい

 ビル・ゲイツ氏の予言は、予言者のそれと同じだ。
 彼は(というと公平を欠くかもしれない。Microsoftは、と言うべきか)、とにかくたくさんの予言をする。とにかく可能性のあるものには何でも手を出す。そして当たったものだけを騒ぎ立て、当たらなかったものにはしらを切る。
ゲイツ氏「コンシューマーは常に予測不可能だ。原則として、できることはただ、市場に製品を投入してみて、失敗から学ぶことだけだ」(ITmediaニュース)

 彼の発言は、それを言い表している。その意味では正直だと言えないこともない。
 先に他人が開拓したところに製品を投入するのでないのなら、ね。
ゲイツ氏「長い目で見ればiPodの成功が持続できるとは思わない。音楽を聴く目的で首位に立つデバイスは携帯電話だ」(ITmediaニュース。要約しました)

a0035543_3523834.jpg iPodだって永遠にトップを走ることはできないだろう。別にビル・ゲイツ氏ほどの予言者でなくてもそのくらいのことは分かる。
 でも、後半については、ぼくはそう思わない。ITmediaニュース「音楽携帯は“iPodキラー”にはならない」で述べられているとおり、携帯電話は音楽を聴くためには不便すぎる。
 でも、不便かどうかなんてどうでもいい。携帯電話のほかにiPodを持ち歩くのだって、不便だといえば不便だ。
 音楽のポータブル・プレイヤーは、携帯電話ほど生活に必要というわけではない。iPodを2機種もっているぼくが言うのは変かもしれないが、別になければなくたって構わないのである。実際、ぼくは普段持ち歩いているものの、ほとんど聴いていない。音楽を聴くのは自宅で、iTunesを使ってである。
 じゃあなんでiPodを持って歩いているのか。馬鹿みたいだけれど、持っていて楽しいからだ。いつでも好きなときに音楽が聴ける、シンプルで美しいデザインのプレイヤーがジャケットの内ポケットにある、ということが嬉しいのだ。ときどき女の子にイアフォンを貸す楽しみというのもあるけれど。

 ゲイツ氏だって、きっとそれは理解しているのだろう。今はどうか知らないが、彼が熱烈なAppleファンであったことは知られている。でも、彼は楽しみを創造することはできないのだ。
 考えようによっては、悲しい話である。

参考:
●『NETAFULL』の「音楽携帯がiPodに勝つのは難しい?
●ITmediaニュース「[WSJ]音楽携帯は“iPodキラー”にはならない
●ITmediaニュース「『iPodの成功は持続不可能』とゲイツ氏
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by clocken | 2005-05-28 04:00
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思考の空転するままに書くことができたら。


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