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帰巣本能も文明化する

 ペット……特に犬の帰巣本能については、真実は分からないまでも驚異的な話が多い。引っ越してしまった主人を追って数百kmを歩き通した犬、などという話を、誰でも一つや二つは聞いたことがあるだろう。

 彼らはどうやって家へたどり着くのか?
1. 感覚地図仮説:視覚・聴覚などで得た情報から、脳の中に「感覚地図」を作っている
2. 地磁気仮説:地磁気を感知できるシステムが体内にあり、方角を察知して移動できる
3. 天体コンパス仮説:天体の位置関係と体内時計の時刻を比較して現在位置を認識し、巣の方向を割り出す
 以上の3つの体内システムの組み合わせであると言う。

 また、新しい仮説もある。脳内には「方向細胞(ヘッド・ディレキション・セル)」というべき細胞があり、これが目的地の方向を察知しているというのだ。1つの方向細胞が1つの目標を記録していて、頭がその目標を向いたときにその方向細胞が活性化するという。方向細胞は暗闇でも反応する。
 ちなみに、この方向細胞が人間にも存在するかどうかは分かっていない。

 それはともかく、Tokyo Fuku-blogに「飼い主とはぐれた犬、電車で家に帰る」という記事があったのだ。
 スコットランドのインヴァレリという駅で飼い主とはぐれた犬「アーチー」が、正しい電車に乗って正しい駅で降り、飼い主の元に戻ってきた、という話。
 驚異的である。思わずモニタが涙でにじんで…ないな。

 なんで電車に乗ったというだけで、やや感動が薄いのだろうか。自分の足で歩いて帰ってきて欲しいと思うのは、ただのエゴであるけれど。
 信号手のデレク・ホープさんは「アーチーといっしょにプラットホームに降りた車掌がこの犬はインヴァレリから乗ったと言ったんだ。切符は持ってなかったけどね。」と語った。

 もしアーチーが切符を持っていたとしたら、帰巣本能とは別の問題になってしまう。
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by clocken | 2005-08-30 22:30 | archives
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思考の空転するままに書くことができたら。


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