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一つの時代が終わってゆく あゝ誰れにも 止められない

a0035543_20312243.jpg とうとうAppleから2ボタンマウスが出た。
 大げさに言えば、パーソナル・コンピュータのGUIにおいて、一つの時代が終わったのである。大げさすぎるか。

 HOTWIRED JAPANの記事で発売を知り、今日新宿のビックカメラを覗いてみたけれど、まだ店頭にはなかった。だからまだ実物は見ていないけれど、Appleのページを見る限り、かなり使い勝手がよさそうだ。
 そういえば、今週の土曜日(8月6日)には、Apple Store Shibuyaが開店するのであった。開店記念に買うにはちょうどよい品物である…が、その日は仕事があるから行けない。しょうがない、オンラインストアで注文するか。


a0035543_20324318.jpg マウスにはずいぶんと試行錯誤してきた(4月15日のエントリ「幸せの青いマウス」など)。いま職場で使っているのはKOKUYOのmarimekkoシリーズ「Ruusupuu」である。やや軽いのが難ではあるけれど、これは4か月の間、さしたる不満もなく使えている。2ボタンマウスのほとんどが使い始めてから1週間以内に放棄されたことを思えば、異様なほど長寿だ。デザインも気に入っている。せっかくだから、これはこのまま替えずに、自宅のマウスを替えることにしよう。
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by clocken | 2005-08-03 20:34 | archives

受信料不払いが増えるのはいいけれど、着地点はどこにあるのか

 以前、「舌足らずなNHK不要論」というエントリを書いた。公共放送の意義は議論されていないのではないか、NHKには不要な番組が多すぎる、という趣旨のものだった。
 読み返してみても、今でも(と言っても書いてから2か月しか経っていないのだけれど)その考えは基本的には変わらない。自分の文章の構成力のなさに呆れかえるくらいだ。

 asahi.comに先ほど「NHK受信料不払い、117万1千件 歯止めかからず」という記事が掲載された。
 不払い件数は、1月末時点で39万7000件、3月末で74万7000件、5月末で97万件と増え続けてきた。今回も20万件増えており、依然、歯止めがかからない状況が続いている。

 一時の盛り上がりほどではないにせよ、相変わらず不払いは増えている。次から次へと判明する不祥事(→「職員の懲戒処分について」等を参照)に、我慢を重ねてきた人たちもさすがに失望したのだろう。それでも、依然9割以上の契約者がきちんと受信料を払っているわけだから、「日本人のモラルの高さ」は疑いようがない。NHK不要論など変わり者の戯れ言に過ぎないことがよく分かる。
 この厳粛なる事実の前では、「NHKは公共放送であり、必要」という前提を受け入れるしかないだろう。

 ところで、asahi.comの記事では不払いの理由についても触れている。
 現在、不払いの理由として、一連の不祥事とともに「支払わない人がいるという不公平感」「料金体系への疑問」をあげる視聴者も多いという。

 支払わない人がいるから払わないとというのは不払いの理由になるのだろうか。自ら便乗不払いと認めているわけで、これはこれで潔い主張ではあるけれど、裏を返せばみんな払うなら払うということであり、まったく主体性のないことである。こんなことでは結局「政治的決着」になってしまうのではないかと不安になる。

 さて、NHKは「『深刻な状況は変わらない』と分析している(asahi.com記事)」らしいが、金額的にはどのくらい深刻なのだろうか。
 収支予算を見ると2005年の受信料の減収は72億円にも及ぶが、役員報酬・職員給与を28億円削減し、効率的な業務運営による経費削減によって185億円を浮かすので、ゆうゆう穴埋めできるらしい。
 設備投資や増加する番組制作費のことを考えれば、穴埋めできればいいというものでもないだろうけれど、今までさんざん無駄金を使ってきた結果がこの受信料減収なのだから、そのツケは払わないとね。
 不祥事などやりたくてもできない現場の職員の給与まで減らされるのでなければいいけれど。

 なんだか雑感ばかりになってしまったけれど、まあ、いつものことである。ぼくに論理的な意見を求めても無駄なことは誰でも知っている。

 * * *
 NHKオンラインに「受信料の支払い拒否・保留の7月末の状況について」が掲載されていた。「支払いを再開いただく方も、4月−5月は0.9万件、6月−7月は2.1万件にのぼるなど、回復の兆しも見えてきています」とあるけれど、“何が”回復したのだと言いたいのだろう。
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by clocken | 2005-08-02 22:58 | archives

ホテルに泊まるときの心得

 ぼくのような貧乏人にはホテルなんていうものはあまり関係のない世界の話であるが、それでも怖い話であるには違いない。

ホテル宿泊者は要注意--テレビを介したハッキング方法が明らかに - CNET Japan

 Adam Laurieは、……特定の先進的なテレビシステムにノートPCを接続することで、他の宿泊客の行動を密かに探ることができるという。同氏も他の客室を直接覗き見ることは(今のところ)できないが、このシステムを使えば、他の客がテレビでどの番組を見ているかを調べたり、彼らの明細書を見たり、ミニバーの料金を変更したり、彼らがホテルのテレビで閲覧しているインターネットのウェブページを自分のノートPCの画面に表示させることもできる。


 今のところできるのは、地球にやってきた宇宙人がする嫌がらせのような行動でしかないが、将来的には「他の客室を直接覗き見ること」もできるようになるかもしれないとしたらぞっとしない話だ。
 記事の内容が本当なのかガセなのかヨタなのかもさっぱり分からないが、この原理というのは次のようなものらしい。

「近代的なホテルのバックエンドシステムは、各部屋のTVに関連づけられたIDによってサーヴィスを制御している。ノートPCに接続したUSB TVチューナーにホテルのTVケーブルを差し込んでシステムに侵入し、IDを変更することで他の部屋の情報にアクセスできるようになる」(要約)

 その「IDを変更したり、ルームサービスの請求書コードを発見するにはある程度の技能が要求される」というが、こうしてヒントを与えられればさっさと真似できるハッカーはたくさんいるのではないだろうか。ホテルがぼくの気の休まる場所であった試しはないが、ますます緊張を強いられる場所になりそうである。
 次回ホテルに宿泊する際は、まずAdam Laurieが宿泊していないかを確認すべきだ。

 Adam Laurie氏が宿泊していないかどうか調べるためには、まずTVチューナーを付けたノートPCを持ち込んで…。なんか、猿のいる部屋を鍵穴から覗いてみたら、鍵穴の向こうから猿が覗いていた、という話を思い出す。
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by clocken | 2005-08-01 22:09 | archives

例として「あ」や「とり」が挙げられる。

 Excite Bit コネタに「あやとりは日本の遊びではなかった!?」という記事が掲載されている。
 あやとりが日本独自のものだと思いこんでいた筆者が、そうではないと知って驚いたというだけの記事である。タイトルを読んだときには、近世に伝わった外来の遊びだという説でもあるのかと思ったのだ。
 まあ、記事の内容はどうでもいいのだ。Exciteのサイトには、下部に「ウェブ検索」が付いていて、記事の内容──というかタイトルに関連した文字列が自動入力されている。この記事については、
「あ とる 日本」
 と入力されている。あ? とる?
 ちょっと考えて意味が分かった。「あやとり」が「『あ』や『とり』」と理解されているのだ。「や」を並列助詞だと思ったんだね。
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 以前にも「○○が20年ぶりに××を」というタイトルの記事について「○○ 20年ぶる」となんとなく見下したような検索文字列を自動入力していた。
 Exciteのページを見るときは、ここにも注目だ。
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by clocken | 2005-07-30 19:12 | archives

どこから突っ込んでいいのか分かりません

 職場に「STEILAR C.K.M 株式会社」というところから『道具の學校』という通信販売のカタログが届いた。「人間の知恵を学ぶ好奇心を忘れない大人たちの通販カタログ」と銘打たれている。(ウェブサイトもある。→http://www.do-gu.net/
 こういうサブタイトルを付けるカタログであるから、おおよそ内容は見当がつくであろうが、とりあえず掲載されているものを挙げてみる。

●ルーレット「ABACUS・アバカス」(腕時計)
 時針がなく、ルーレット盤がデザインされている。盤上を転がるボールが時を告げる。身につけていれば「ダンディな男としてその場の盛り上がりにも一役買うのは間違いなしでしょう」。26,250円。
●ライトアップエアディスプレー ジャンボ招き猫
 コンセントに差し込むだけで膨らむ、身長215cmの巨大招き猫。内部電球で光るので、夜でも人目を惹く。17,640円。
●3万年前から甦るマンモス牙ブレスレット(→画像
 マンモスの牙から作ったブレスレット。今後入手困難な稀少品。Lサイズ19,740円。
●ピラミッドの秘宝「黄金ツタンカーメン」(携帯ストラップ)
 ツタンカーメンの黄金のマスクを、シルバー18金メッキ仕上げで携帯ストラップにした。「日々携帯することで、古代エジプトの偉大なる王が謳歌したかのごとき、圧倒的豪財運が貴方のもとに降り注ぐ」。9,800円。

 携帯ストラップをもう一つ。
●スターリングシルバー 耳かき携帯ストラップ(→画像
「いつでもどこでも気になる時に直ぐ、携帯電話を胸ポケットからサッと取り出し、さり気なくカキカキ…(気持ちいい〜)。…洗練された大人のありそうでなかった生活必需品です」3,980円。

 しかし一番楽しかったのは、やはりこれである。
●波動どら焼き(15個入り)
 世界初の高波動が転写されたどら焼きが、潜在能力を呼び覚まし成功を呼び込む。波動値21に活性化した天然水を始め「気」に力を与える天然素材をふんだんに使用。前代未聞の摂取する波動!! 返品不可、6,615円。

 どら焼きに転写されているという「波動」とは何か。
 全ての人間には個々それぞれに異なる波動が存在し、それが体調に深く関連していると言われています。医療先進国であるドイツやアメリカにも波動機器を利用しているドクターが数多く存在し、日本の医療現場でも日に日に注目度を増してきました。また、波動値の高い農作物を食べることが、体に良い影響を及ぼすという研究も進められています。波動技術は近年急速に浸透しつつある要注目分野です。

 波動検査機でGoogle検索してみると、「QRS波動測定装置」とか「MIRS-α」とかいうのが出てくる。説明を読んでもまったく理解不能であるけれど、ぼくが理解していなくても誰かが理解しているのだろうから、考えてもしかたのないことである。「波動測定で知る、もう一つの現実 Hado-Research.jp」などというのもあって、読んでみるとやっぱりダウジング、ラジオニクス、ホメオパシーが出てくる。このあたりは本当に仲がよい概念である。

 ところで、最後に挙げた「Hado-Research.jp」では、測定したいものを送付すると波動を測定してくれるらしい。基本項目測定で13,650円。高いか安いかは分からないものの、払えない金額ではないので、試してみるのも一興かも知れない。

※『道具の學校』のカタログ中、上に挙げたような商品はあくまでも特殊な例で、いろいろ役に立ちそうなものもたくさん掲載されていますよ(棒読み)。
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by clocken | 2005-07-27 21:39 | archives

10.4にするならキヤノンのレーザ・プリンタにご注意

 最近はすっかり仕事も私事も不調である。
 先々週にちょっとせつないことがあって、それから毎日のように酒に逃避している。そのせいで睡眠時間が削られ、疲れが取れないので仕事にやる気がでないのだ。このブログのカレンダーを見ると、まさに先々週からほとんどエントリを書いていないことが分かる。分かりやすすぎるぞ、自分。

a0035543_21213021.jpg そんなわけで慎重に進めようと思っていた職場のiBookのOS(Mac OS X)のヴァージョン・アップをいきなりやってしまった。
 話題のTigerである。新しい検索方法(Spotlight)や、ファンクション・キイ一発で小さなアプリケーションが飛び出すDashboardや、バッチ処理が簡単にできるAutomaterなどの新機能が楽しい。今のところAutomaterは使い道が思いつかないけれど、ロボットのアイコンが可愛くて気に入っているので問題なし。

 10.2→10.3と上げたときにほとんど問題が出なかったという甘い読みもあったのは事実だけれど、ほとんどヤケクソな気分でやったというのが真実だ。そしてしっかりとその報いを受けた。

 キヤノンのレーザ・プリンタでの印刷ができなくなってしまったのである。特にWordやExcelから印刷しようとすると、CPUに異常な負荷がかかってレインボーカーソルがくるくる回り始め、なんの命令も受け付けなくなる。メニューの時計は動いているし、緩慢ながらアプリケーションを切り替えることはできるのだけれど、実際上フリーズ状態だ。タスクを強制終了することすらできなくなるので、強制再起動するしかない。
 印刷ができないということは、仕事ができないということだ。これは本気で困った。
 ドライバの再インストールを試してみたりはしたが、どうも旨くいかないので、Appleの「Discussion Boards」で調べてみる。やはりかなり問題となっているようだ。今のところ簡単な解決方法はなくて、プリンタドライバのアップデートを待つしかない。

 Discussion Boardsへの「まこって」氏の6月13日付けの投稿によれば、夏(ってもう夏じゃないか)に対応ドライバが出ることが期待できないこともないらしい。
新機種プリンターのOSX10.4対応のドライバは、今年夏を予定しているとカタログに記載があるとのことで、同時対応できると良いと営業サイド(引用者註:キヤノンイメージングシステムテクノロジーズの営業サイドだと思われる。)では考えているとの事でした。

 キヤノンの「サポート」に「[MacOS10.4]印刷を実行すると「印刷中プログレスバー」表示中にOSがフリーズし印刷できない」という記事があって、とりあえず「イメージモード」にして印刷しろと書いてある。うーん、キヤノンのMac対応が鈍いのは昨日今日始まったことではないにせよ、邪道なイメージモード印刷でお茶を濁されるとは。
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by clocken | 2005-07-26 21:23 | archives

もう二度と携帯電話の契約件数のグラフなど作ることもないだろう

 とうとうTU-KAがなくなるらしい。
 「『au』ブランド統合ホン決まり…ツーカー消滅」(ZAKZAK)

「利用者が少ないため、設備投資余力もなく3Gサービスを提供できず、主力層の若者離れが加速」
「…ユニークなサービスも多いが、来年のナンバーポータビリティーでは、電話番号の変更を嫌がって渋々、契約を継続してきた利用者の乗り換えが相次ぐと懸念されていた」

a0035543_20573782.jpg ずっと前に「言及されないTU-KA」というエントリを書いた。それによると2004年8月末時点で「83,467,800契約中3,590,600契約がTU-KA」である。2005年6月末時点での契約数は3,556,700件(電気通信事業者協会調べ)。8か月で33,900件の減少ということになる。ただ、契約数をざっと見てみると、単純に減少したわけではなく、2004年の12月には15,500件も増加している。例の「ツーカーS」の発売が11月だから、やはりこれは結構売れたのだなあ。
 その一時期のフィーバーが去ると、また少しずつ少しずつ減っている。なんか数字を見ていると胸が痛むので、グラフをつくってみたよ(左図)。


 結局、予想どおりの形で『au』ブランドに統一されることになったようだ。まあ、これはこれで歓迎すべきことだ。七面倒くさい加入手続などなしで、今をときめくauが使えるようになるのだから。
 でもすごく個人的な感想を言えば、いっそのことソフトバンクに買収された方がよかった。そうしたら思い切って契約を解除できたのに。

 ぼくの携帯の番号は、ほとんど誰にも教えていない。仕事用で持っている携帯(これもTU-KAなのだけれど)で事足りてしまうからだ。だから電話番号が変わってしまっても大した影響はないのだけれど、たったひとりだけ、きっと二度とかけては来ない相手のことを思うと、変えられなかった。

 このブランド統合で、またぼくは過去を思い切るチャンスを先延ばしにしたことになる。そして、それにほっとしている自分がいる。複雑な気分だ。
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by clocken | 2005-07-26 20:59 | archives

400km離れた街に住む君へ

 一年に一度だけメールを出す相手がいる。
 ぼくの勝手な都合で、彼女の誕生日にだけ、おめでとうと言うためにメールを送るのだ。
 彼女と初めて知り合ったのは、NIFTY-Serveという、パソコン通信のチャットルームだったから、もう10年にも及ぶ付き合いになる。
 実際に彼女と逢ったのは、たった一度だけ。ぼくらは直線距離にして400km以上も離れたところに住んでいるのだ。

 400kmという距離を実感することは難しいけれど、単純な算術計算をしてみることは可能だ。徒歩でこの距離を移動するとしたら、時速4kmとして100時間、約4日かかる。オリンピック級のマラソン選手がリレーしながら走ったとすれば、約19時間、カール・ルイスがリレーすれば約11時間。ジャンボジェットの巡航速度なら30分ほど、スペースシャトルのスピードなら50秒である。

 ところで、高度地上10kmほどのジャンボジェットから見た地平線は(他人の計算によれば)約400km先らしい。ちょうどぼくと彼女の距離に等しいことになる。別にたまたまそうだというだけのことなのだけれど、ぼくはこの表現がとても気に入ってしまった。来年彼女に送るメールに書いてみよう。
 普通の人が立ったときの地平線は4km先だという。徒歩だと約1時間、ちょっと走れば30分ほどで着く距離だ。ジャンボジェットも人間も、地平線までかかる時間は変わらないのだ。
 なんか壮大なのか矮小なのかよく分からなくなってきた。

 あれ、なんの話をしようとしてたんだっけ?
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by clocken | 2005-07-22 23:33 | archives

車を買うような感覚では手に入らないもの

 IT Pro Special|MOTEX「セキュリティ対策、その常識とウソ」(日経BP社)という記事を見つけたので、へたれAdministratorとして、これはぜひ読まねばならないと思った。

 エムオーテックス株式会社のセキュリティ・ソフトウェア「LanScope Cat5」の紹介で、全6回予定である。
 これがどんなソフトウェアなのか浅学にして知らないけれど、「導入企業約1500社、導入クライアント数約150万台という実績を誇」り、「圧倒的なトップシェアを獲得している」らしい。
 第1回は「vol.01 間違いだらけの『セキュリティ対策』」と題され、同社の高木社長へのインタヴューとなっている。まだ記事はこれしかなく(第2回は8/8更新予定だそう。ずいぶん先だね)、製品そのものやセキュリティ対策の常識とウソについてはほとんど触れられていない。最初の記事だから、総括的・概括的なものでもしかたなかろう。

 でも、読んでみれば分かるが、この記事はまったくもって役に立たない。たぶん、ライターの構成力のなさが原因だと思う。高木社長の言葉を細切れに引用し、ぐだぐだと説明をつける。そのせいで、高木社長は変なことを言っているようにみえる。まあ、実際、喩えが変なのだが。
まず、セキュリティはこれで決まりという絶対的なものが存在しません。そのため、車を買うような感覚ではセキュリティは手に入らないのです。

 車を買うような感覚では手に入らない、というのは「金を払えば手に入るものではない」という意味なのだろうか。それならそう言ったほうが分かりやすいと思う。
 実際にはこういう言い方をしたんじゃないのでは? たとえば「速く移動したいという目的があるなら車を買いますよね。でもセキュリティというのは、こうしたいならこうすればいいというほど単純なものではない」というような。
うどん屋とラーメン屋。 業態が似ているので車なら同じ車種でいいかも知れませんが、セキュリティはダメ。

 うどん屋とラーメン屋の違いはいいが、どうしてここで車が出てくるのか。営業に使う車は同じでもいいけど、セキュリティは同じではダメということだろうか。これはなんでうどんとラーメンと車なのか全然分からん。
洗濯機は何をする道具なのか誰でも知っているのに、それと同じレベルの単純さで、セキュリティとは何をすることなのかを正しく知っている人は少ないのです。

 単純さを表すのになぜ洗濯機なのか? 別に洗濯機でも構わないが「洗濯機が洗濯をするための機械であると正しく知っている」ことと「セキュリティとは何をすることなのかを正しく知っている」ことを等しく置いてしまうと、「セキュリティはこれで決まりという絶対的なものが存在しません」という言葉と齟齬が生じてしまうのではないだろうか。

 単なる揚げ足取りになってしまったけれど、どうもこの記事は期待していた内容と違うようだ。車を買うような感覚では期待する記事は手に入らないのである。
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by clocken | 2005-07-16 22:19 | archives

背筋の凍る業務専用ソフトウェア

 へたれAdministratorとして、日々セキュリティ対策に頭を悩ましている。
 いや、それは少し嘘です。ときどき悩んでいるだけです。

 現在のところいちばんのネックは、業務用の専用ソフトウェア『みかん』(仮名)である。なんどか過去のエントリでも取り上げているが、いろいろな面で非常に問題があるソフトウェアなのだ。

 たとえば『みかん』は、管理者権限でログインしないと使用できない。つまり、ぼくの職場ではパソコンが管理者権限で自動ログインした状態(つまりパンツを履いていないのと同じ)で放置されているのだ。怖い、怖すぎる。
 メーカーの営業が来たときにこの件について対応予定を訊ねたら「管理者権限でログインしていたら、なにかまずいのですか?」と真顔で聞き返された。「いままでユーザー様からそのようなご指摘を受けたことがないんです」
 思わず絶句しそうになりつつも、ぼくの理解の範囲内で説明したところ、まあなんとか分かってはくれたようだ。しかし、管理者権限でないと使用できない理由が「インタフェイスがWindowsの外字を使用するため」というのには衝撃を受けた。入力パネルに外字を表示するためということだろうか? 必要な文字だけ画像化しておくとか方法はあるんじゃないのか。
 結局、上長へ報告して全社会議にかけるということになった。まったくもう、頼むよ。

 後日、報告のメールが来た。
「先日行いました全社会議の際に本件について提案し、どこかのバージョンアップで変更するように開発を進めていく。現状はWindowsの外字に頼っているため、残念ながらすぐに変更する約束はできないが、弊社の方針としては必ず開発を進め速やかに変更していく所存」(要旨)

 それに対するぼくの返信。
「よく意味が分からないのですが、しばらくは対応予定なし、という理解でよろしいのでしょうか」

 ふたたびメーカーから。
「すぐの対応が出来るかどうかは難しいのですが、最終的には管理者権限がなくとも使えるように開発を進めております。いつ変更できるか具体的な日程がまだ決まっておりません」

 いや、だから、それはしばらく対応予定なしってことじゃないか。呆れたので返信しなかった。
 こういう返事を昔、プリンタ・ドライバのことで富士ゼロックスにやられたことがある。いつまでも〈対応予定〉となっているので、いったいいつ出るのか、情報をもっと頻繁に更新しろとメールしたら「鋭意開発中です」「いつとはお約束できません」の繰り返しで、結局出るのに2年近くもかかった。2年間も使えないプリンタを部屋に置いておかないだろう、普通。もう二度と富士ゼロックスの製品は買わない。

 セキュリティの話ではないが、この『みかん』は本質的にはMS Wordのマクロ操作ソフトウェアである。まあ、それはそれでも構わない。使いやすければね。
 でも、作った文書の内容を検索できないのだ。初めて使ったとき、これにはかなり衝撃を受けた。
 ソフトウェアの中でフォルダ(「ボックス」と呼ぶ)を作り、その中で関連する書類を作っていくような感じで業務を進めてゆくのであるが、検索できるのはボックスのタイトルだけ。管理モードに入ればもうちょっと詳細な検索ができるが、文書の中に含まれる語句ではまったくできない。
 ワープロモードで書類を作る。以前に作った文書を使い回そうとしていきなり開いてはいけない。万が一ちょっとでも編集してしまうと、二度と元には戻らない。データベースと同じで、入力したとたんに上書き保存されてしまうのだ。いったいどうしてこのような仕様になっているのか理解に苦しむ。

 なんだか関係のない話で長くなったので、次の「車を買うような感覚では手に入らないもの」へ(たぶん)続く。
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by clocken | 2005-07-16 21:41 | archives
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思考の空転するままに書くことができたら。


by clocken
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