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黙ってないで・・・短い夜だから

 前にも書いたけれど、ぼくは自分の携帯電話の番号をほとんど誰にも教えていない。
 昨日、自宅に帰る途中で着信履歴が2つあることに気づいた。履歴は2つとも「048-***-****」という番号だ。20時過ぎと21時過ぎにかかってきている。市外局番が048? 確か埼玉のはず。

 埼玉に知り合いはいるけれど、携帯番号は教えていないし、かかってくるとすれば固定電話である。たぶん、ワン切り(未だに?)かなんかだろう。
 自宅に帰ってから試しにこの番号でGoogle検索してみると、やはり引っかかってきた。ワン切り電話番号を晒しているサイトを予想したのだけれど、なんか雰囲気が違う……。どうやら風俗店について語り合っている掲示板のようだった。そして、この番号は、草加にあるお店のものらしい。
 草加。草加なんて、仕事でしか行ったことないぞ。そしてこの「PP」ってなんだ? 掲示板を読んでゆくとどうやらフィリッピン・パブの略だと分かる。うーむ。

 間違い電話かもしれないし、その店はとっくに潰れて、ワン切り業者が番号を使っているだけかもしれない。とりあえず自分の知り合いではないことは分かったので、忘れることにする。

 そうしたら、今日もまた20時半ころにかかってきた。
 これはたぶん営業電話の番号間違いだろう。近頃来てくれなくなった誰かに宛てて。
 放置して仕事を続けていると、10分後にまたかかってきて、その10分後にも電話が鳴った。なんか必死な感じだ。悪いとは思ったけれど、「間違い電話ですよ」の一言で済まないかもしれないことを考えると電話に出る気にはなれない。
 すると、また電話が鳴った。留守番電話にメッセージが入っているという通知だった。

 メッセージを聞いてみる。
「もしもし・・・(昨日も?)来てくれなかったね・・・」
 ノイズがひどくてよく聞き取れないのだが、若い女の声が、低くささやく。
「・・・パパ・・・逢いたいよ・・・」
 そして沈黙が数秒。こちらの胸に切ない余韻を残し、メッセージはぶつんと切れた。

 自分に宛ててのメッセージではないとは知りつつも、思わず時計に目がいく。今から出れば草加に23時ちょっと過ぎには着けるな……。
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# by clocken | 2005-08-18 22:00 | archives

マリモマウス、その目と鼻

 なんのかんのと言いながら結構忙しくて、Mighty Mouseを購入するチャンスがない。どうしてもマウスを替える必要があるというわけでもないので、そのうちチャンスが来るまで待とうと思っている。

 そんなところで「面白いサイトを見つけたよ。」を見ていると、
涼しげです。

 と一言のコメントと共に「マリモマウス」が紹介されていたのである。
 
a0035543_216345.jpg マリモマウス
 http://www.rakuten.co.jp/donya/573606/614848/


 これは、ぼくのMighty Mouse購入計画を揺るがしかねない製品だ。
 あの謎のマリモがマウスの中に入っているという謎のマウス。しかもマリモは番になっていて「1人きりの作業の際にも孤独感に苛まれる事も無く安心してご利用いただけ」るという。「涼しげ」なのは確かだが、それだけで済ますことはできない何かがある。ぼくの拙い表現力では表せない何かが。

3. ¥1480円という低価格設定でお求め安いなっております。

 せっかく良質の製品を紹介していながら、この誤記は惜しい。サイトを見た人に、冗談半分で紹介しているような印象を与えかねない。
a0035543_2172947.jpg 惜しいのはそれだけではない。スクロール・ホイールだってついているんだから、ここにもマリモを入れて、ホイールを回すとマリモもくるくる回ったりしたら堪らなく魅惑的だったはずだ。だが、底のほうにも覗き窓がついていてマリモが見えるようになっているところなど、なかなか細かい工夫がされているから、そこは我慢できる程度の問題だ。ヴァージョンアップを期待することだって無理ではないだろう。
 しかし、拡大写真をよく見ると、マリモに目鼻が付けられていることに気づく。なんだこれは? 何か悪い冗談なのか。
 ぼくのマリモマウスへの興味は、ここにいたって急速に冷めてしまったのである。
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# by clocken | 2005-08-18 21:10 | archives

お餅と麻婆春雨

 Microsoftとデザインツール。
 なんというか、薬店が煙草の自動販売機を設置しているような違和感がある取り合わせだ。餅に麻婆春雨をかけて食うような、と言ってもいいかもしれない(ほんとうに不味いから試してみるといいです)。

a0035543_2173386.gif MicrosoftがCreature Houseを買収し、そのグラフィック・ソフトウェア「Expression」をフリーのソフトウェアとして配布し始めたのは結構前のことだが、これを改良(改悪?)したものが「Acrylic」となってベータ配布されている。
 まあ、それはそれでいいのだけれど、CNET Japanの記事(「マイクロソフト、プロ用グラフィックスソフトを投入へ」)によると、Microsoftはプロのデザイナーをターゲットにした製品開発を始めているという。
 新しいグラフィックス製品と、一部アナリストが「PDFキラー」と呼ぶMicrosoftのMetroプリントエンジンを組み合わせることで、Microsoftは、人気の高いIllustratorやPhotoshopを販売するライバルのAdobe Systemsに直接的な攻撃を仕掛けることが可能になる。

 実際PhotoshopやIllustratorは市場を独占していて、好ましいとは言えない状態である。技術にせよ価格にせよ競争がない。新たに参入するソフトウェア・メーカーがあるというのなら歓迎すべきことだ。
 でも、それがMicrosoftならば歓迎する気にはなれない。
 Adobeは以前から、Microsoftが軽視しがちな市場に専念することで、概して同社との競争を避けてきた。

 この記述がほんとうなのかどうかよく知らないけれど、なんだかずいぶんAdobeも舐められたものだという感じがする。Microsoftが本気でかかれば、Adobeの作るソフトウェアよりはるかに良いものができるはずだとでも言わんばかりだ。青いタスク・バーに緑色のスタート・ボタンという信じられない色の取り合わせをする会社がである。

a0035543_21526100.jpg 使いもしないでどうのこうの言うのはフェアでないので、その「Acrylic」を試してみた。当然ながらWindows XP SP2で動くものしかないので、気は進まないながらも、Windowsで使ってみる。
 インターフェイスは見たところExpressionと変わらないようだ。操作方法にはかなり癖があり、あまり直感的とは言えない。確かにぼくのような素人が使うには面白いソフトウェアだろうけれど、プロツールと言うには(これがベータ版であるということを差し引いても)洗練されていないように思う。これがMicrosoftの説明会で紹介されたという「Microsoft Expressions Studio」の中でどういう位置づけのソフトウェアとなるのかは分からないけれど、PhotoshopやIllustratorと比較になるものだとは到底思えない。Photoshop Elementsとなら比較できるかもしれないが、用途がかなり違うから意味がないものなあ。
 Microsoft幹部は「Acrylicの主な狙いはすでに市販されているグラフィックスツールを補完することにある」と言っているそうだから、とりあえずはそういう姿勢で開発されたものなのだろう。

 でも、Microsoftの本領発揮は、その後である。Expressionは実売3万円程度だった(と思う)し、ペンタブレットなどにはLite版がバンドルされていて1万5千円程度でアップグレードできたのだから、Acrylicもさほど高額にはならないだろう。むしろ初めはバンドル中心で、ほとんどタダみたいな金額でばらまくんじゃないか。Acrylicは直接Windowsのアイコンや壁紙を編集したり作成したりできるとかそんなのが売りになる。
 ユーザーがそれなりに増えた頃を見計らって、上位版(Acrylic Vista?)に、これまたタダみたいな金額でアップグレード可能にする。さらに上位版はタダみたいな金額で乗り換え版も出す。Office ***のProfessional Editionに含まれたAcrylic Vista Professional、Personal Editionに含まれたAcrylic Liteとかなんとか、同じヴァージョンなんだかどうなのか分からないものが吐きそうになるほど出る。もちろんWindows CE用やタブレットPC用も出る。
 WordやPowerPointとの互換性は高めておきながら、いずれ独自形式でしか書き出せないようになる(もちろんOfficeソフトウェアからは読み込み可能)。
 そのうち抱き合わせ販売の疑いだとかどこぞのコンピュータ・メーカーだか販売店だかに圧力をかけた疑いだとかが騒がれ出す。「AcrylicはWindowsの機能の一部であり、それを切り離すのは不可能だ」とかなんとか証言する幹部が出る。

 ちょっと妄想が過ぎたが、かなりの部分でこれは予言のつもりだ。誰もが同じ過ちを繰り返し、世界はまた住みにくくなってゆくのだろう。
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# by clocken | 2005-08-16 21:31 | archives

君はほんとうは良い人なんですが、悪人のようなふりをしていますね

 読み飛ばした誰かのブログに「偽善者ぶる」と書いてあって、おやおやと思った。その言葉の意味が分からない。
 偽善者というのは見かけを善人らしくすることである。極端な言い方をすれば、悪人が善人の振りをしていることだ。だから、さらにその「振り」をするというのは「うわべを善人らしく見せかけているような様子をする」ということになる。
 悪人が善良そうに擬装している状態に見せかける……つまり、見た目のことを言うと、

 悪人→〈偽善〉→善人→〈ふり〉→悪人

 ということになり、現在は悪人に見えるわけである。良いことをしているように見せかけていますけれど、悪意がバレバレになるように行動していますね、というわけである。とても複雑なことだ。具体的な事柄がなかなか思い浮かばない。

 募金をすごく偉そうにする、とか。
 いや、それではただの嫌な奴である。「偽善者ぶる」などというなんだかハイソサエティな匂いのする行動ではない。
 酔って動けなくなっている女性の介抱をするふりをして襲いかかる、とか。
 いや、これは純粋に偽善者だ。偽善者ぶっているわけではない。さらにもう一段、高みを目指さないと偽善者ぶることはできないようだ。

「俺なんかに家まで送らせたら、君を襲っちゃうかもしれないよ?」などと言いつつ親切に介抱し、きちんと家まで送っていきながら、こっそり窓の鍵を開けておき、いったん外に出てからもう一度窓から侵入する、とか。
 うわー、まずい。妄想じゃないか、これじゃ。
 でも、これはなんとなく「偽善者ぶる」に近づいたような気がする。この一連の出来事を見ていた第三者がいるとすれば、「お前、偽善者ぶるなよ!」と言っても意味が通る、かもしれない。
 いや、やっぱり単に手の込んだ偽善者だ。

 Googleで「偽善者ぶる」を検索すると、約614件の検索結果が出た。ざっと目を通してゆくと、
 「偽善者ぶるな」
 「報道がなにをいまさら偽善者ぶるのか」
 「偽善者ぶるわけではありませんが」
 などという用例があった。それぞれの記事を読んでみると、上で考察したような意味で使われているものはなさそうである。

 こんどは「善人ぶる」で検索してみると、約574件の結果。「偽善者ぶる」よりも人気がないようである。適当にクリックして開いてみると、「八木啓代Web Site」というサイトの中、Monologue 2005の12月26日 記にちょっといい文章を見つけた。
 偽善というのは、ダブル・スタンダードを他人に押しつけることであるというようなことを言ったのは、たしかノーム・チョムスキーだったと思います。要するに、自分がやるのは良いけれど、同じことを他人がやると批判する、これがダブル・スタンダード。

 全文を引用するわけにもいかないので、冒頭の部分のみ。ちょっとした雑感として書かれた短い文章だけれど、不思議と心に残る。ぼくにもこういう文章が書けたらいいのにな。

 結局「偽善者ぶる」の意味は分からずじまいとなってしまった。このエントリで何が書きたかったのかもよく分からない。
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# by clocken | 2005-08-16 02:09 | archives

夏休みが終わるころ

『Mac Fan』2005年9月号で紹介されていたサイト。@niftyの「読書感想文ジェネレーター」。
 名前のとおり、読書感想文を代書してくれるありがたい機能である。

 課題作品を『走れメロス』など4つの中から選択し、なぜこの本を選んだか、とりあえずの感想など7段階の質問に答えていけば、自ずから読書感想文が書き上がる。
 どうして自分が小学生だったときにこれがなかったのだろうかとは思わない。
 読書感想文を書くことを通して、ぼくは素晴らしい作品に触れ、人生の教訓を学び、自分の考えを文章として表し、それを第三者の目から批評されるという何ものにも代え難い貴重な体験をしたからである。その結果の結果の結果として、このブログが存在する。ある文脈においては、日本の教育制度の一つの成果がこのブログだとも言えるのだ。

 いま、こうして読書感想文ジェネレーターを使って楽しく遊べるのも、ぼくが読書感想文を書かせるという教育から受けた恩恵と言えば言えるのである。
 そこで早速試してみた。

これで読書感想文ができました。なんか言ってるようでなにも言ってない文章。これを原稿用紙に書き写せば感想文のできあがり。さあ、残りの宿題にとりかかりましょう。

ニフティ株式会社はこの感想文を実際に使用して起こるいかなる結果にも責任を持ちません。ご了解の上、ご利用ください。

 いかなる結果にも責任は持たないけれど、使えというのですか、@nifty。

 試行錯誤してみた結果、やはり読書感想文は真面目に書くにしくはないということが分かった。『注文の多い料理店』を読んだ感想を作ってもらったのが、下の感想文である。実際に自分で一から書こうとしても、これ以上のものってなかなか書けない。a0035543_180912.jpg
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# by clocken | 2005-08-14 18:01 | archives
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思考の空転するままに書くことができたら。


by clocken
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