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死にかけた大富豪がぼくに助けを求めている

 食道癌で、あと数ヶ月の命しかないという大富豪が、ぼくにメールをくれた。
 彼は、神に魂を救済してもらうために、自分の持つ莫大な財産を世界のあちこちのチャリティー組織に寄付しているという。
 しかし、家族ですら彼の財産に目がくらみ、チャリティー組織へ送って欲しいと預けた金を着服する始末。もはや家族すら信用できない彼は、どこの馬とも知れないぼくに助けを求めているのだ。

 最後に彼に残されているのは、フランスの銀行にある、「$28,000,000,00 dollars(28億ドルドル?、280億ドルドルの間違い?)」という莫大な現金預金である。そして、彼はそのうちの20%をぼくのために取っておいてくれるという。ドルドルが米ドルだとすると、今日の為替レートで589億円(または5,895億円)という幾らなのか分からない金額である。

 彼がぼくに求めているのは、こういうことだ。
I will want you to help me collect this deposit and dispatched it to charity organizations.

 後半部分はいい。チャリティー組織へ送金するべしというなら、手伝うのはやぶさかでない。具体的にどうすればいいのかは知らないけれど、104に電話して訊けばなんでも教えてくれそうだ。ボーイ・スカウトの募金箱に2,352億円(2兆3,520億円?)をいきなり突っ込むという方法だってある。数億本の赤い羽根をもって大富豪の枕元に駆けつけるなんて、なかなか泣ける話だ。ぼくが駆けつけたとき、彼はすでに…。病室中に舞い散る赤い羽根。絵にもなる。
 しかし前半部分、ぼくの拙い英語力ではよく理解できない。collect this depositって…フランスの銀行に預けてあるんじゃなかったのか? 単に預金を引き出すのではダメなのか。あちこちの銀行に数万ドルドルずつ預けているのを、フランス中を駆け回って集めるということなのかな。
 しかし、なぜぼくにこんなことを頼んできたのだろう。フランス語もできないし、ボーイ・スカウトの募金箱に突っ込んで…とか考えるような人間だというのに。
 金持ちの考えることは分からない。

 そもそも、それほどの大富豪がなぜnetscape.netからメールを送ってくるのかが謎である。
 ほんと、金持ちの考えることは分からないな。
by clocken | 2004-12-11 22:30
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思考の空転するままに書くことができたら。


by clocken
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