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スパムベンチャーと言ったら言い過ぎだろうか

 「大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション」INTERNET Watch

 株式会社ウィジーの『コンテンツシェルタ』は、大量にダミーファイルをばらまくなどの方法で、ファイル交換を阻害しようとするサーヴィスだという。この会社のホームページには「著作権侵害からコンテンツビジネスを守るのが私たちの仕事です」という文句が誇らかに宣言されている。
 立派な考えですねとは思ったけれど、冒頭のリンク先の記事や、『コンテンツシェルタ』のプレスリリースを読んでいたら、気分が悪くなってきた。

 インターネットは、次々と新しい情報を入力していかなければ成立しないメディアである。情報を供給するコンテンツホルダーはたいせつな存在だ。ファイル交換によって著作権が侵害されているのなら、保護する手だてが必要になるというのは理解できる。
 ぼくだって音楽ファイルが違法に頒布されている状態は改善するべきだと思っている。ファイル交換によって音楽CDの売り上げが落ちれば、レコード会社はその“損害"を正規ユーザーから取り返すしかないからだ。ファイル交換による流通量と音楽CDの売り上げに真に相関関係があるかどうかは問題ではない。レコード会社が相関があると考えることが問題なのだ。もちろん音楽ファイルに限らず、コンピュータ・ソフトウェアやコンシューマーゲーム機のソフトウェアについても同じことが言える。

 しかし、だからと言ってなにをやってもいいということにはならない。インターネットはメディアとしてまだ歴史が浅く、その基盤はもろくて不安定である。そこにダミー、つまり不必要なゴミを大量にばらまくというのは許し難い行為だ。
 ウィジーはクライアントからの依頼に応じてそれを行う。つまり純粋に金を稼ぐためにそれをやるわけで、根本においてやっていることはスパムと変わらない。
ダミーコンテンツの配信によってネットワークのトラフィックが増大するのではないかとの懸念については、「コンテンツホルダーの被害を防ぐことを主眼に置いた」(石原氏)としている。

 要約された記事中の発言にせよ、ここにもクライアントを守る(=自分が金を稼ぐ)ためなら、大多数の非ファイル交換ユーザーが迷惑を被ることなど些事に過ぎないという考えが現れている。

コンテンツシェルタではコンテンツホルダーの要望に応じて、ダミーコンテンツ配信以外の対策を採ることがある。例えば、「音楽CDであればCCCDを採用したほうがいい」などの助言も行なう。

 ようやくあの醜悪なCCCDが廃止の方向へ進み始めたと思っていたのだけれど、まだこういうことを考える人間がいたとはね。株式会社ウィジーのトップたちは、きっと音楽を聴かない人たちなのだろう。

(引用文はすべてINTERNET Watchの記事からです)
by clocken | 2004-12-23 15:43
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思考の空転するままに書くことができたら。


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